寒いときに頭痛になってツライ!原因を知って頭痛対策しよう!

外の空気が乾燥し始め、空気の冷たさを身に感じるようになる季節になると、頭痛が増えてくる人が多いと言います。
偏頭痛を持っている人などは、寒い季節になると頭痛が増えてくるなんて経験をしている人も多いのではないでしょうか。今回は、寒いときに起きる頭痛の原因についてご紹介しましょう。
目次
なぜ寒いと頭痛が起きるのか原因その1
身体が冷えること
寒い季節になると、身体が冷えやすくなります。実はこの身体の冷えが、寒いときに起きる頭痛の原因となっているのです。
①寒いと身体が冷える。
②冷えると身体の中の血流が悪くなる。
③血流が悪くなると、酸素だとか栄養だとかが全身の筋肉にまんべんなく行き届かなくなってしまう。という悪循環を生み出します。
こんな悪循環が身体の中で起きると、当然頭にも血がうまく流れなくなったり、酸素が足りなくなったりする訳です。こういったことが引き金となって頭痛は引き起こされる原因となっているんですね。
全身の血流が悪くなるということは、頭痛はもちろんのこと、肩こりだったり、腰痛だったりというその他の症状が身体に起きたりします。思い当たることがある人、結構多いのではありませんか?
なぜ寒いと頭痛が起きるのか原因その2
血管の収縮と拡張
寒い季節に起きる頭痛の原因は、血管の収縮と拡張によるものでもあります。寒い季節は、外気温と室温に大きな差があります。
外はすごく寒いのに家の中が暖かいと、その気温差に血管が拡張したり、暖かい家の中から寒い外に外出したときなどは、逆に血管が収縮することによってそれぞれ血管周辺にはり巡っている神経を刺激します。
この神経への刺激こそが頭痛の始まりなのです。
首こりといったような言葉があるように、寒さで血管が収縮したり拡張したりすることによって筋肉にも緊張が走ります。
筋肉に緊張が走ることによって、肩こりや首こりといった症状に繋がるのですが、頭の近くの筋肉が緊張していることで、頭痛を引き起こしたりもするのです。だから偏頭痛の人の多くに、肩こりの症状を持っている人が多いのですね。
自分が冷え性であると自覚している人は、他の人よりもこういった血管の拡張と収縮が怒りやすいのかもしれません。
寒いときに起きる頭痛の対処法
では実際に寒いときに頭痛が起きてしまった場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか。頭が痛くなると、つい鎮痛剤などに頼ってしまいたくなるものですが、基本的に偏頭痛持ちの人ほど、あまり薬には頼りたくないと思っているものですよね。
「寒い所⇒暖かいところ」へ移動したとき
寒いことが原因で引き起こる頭痛には、その原因に見合った対処法をまずは行ってみることが1番です。
まず、寒い場所から暖かい場所へ移動したときに起きる頭痛の場合です。この場合は、血管が膨張していることが原因で頭痛が引き起こされています。
このような時に、さらに身体を温めるという行為は逆効果です。血管が膨張しているのだから、その膨張を抑えるためにもクールダウンを心がけてみましょう。
「暖かいところ⇒寒いところ」へ移動したとき
逆に暖かい場所から寒い場所へ移動したときに引き起こる頭痛の場合、身体が冷え切ったしまったことが原因で、血管が収縮しています。
これは、身体を暖めてあげることが1番の対処法です。お風呂に入るなどして、身体を暖めてあげることで頭痛も少しずつ治まっていくことでしょう。
このように同じ寒い日の頭痛といっても、引き起こされた原因によって対処法が違います。自分は何が原因で頭痛が引き起こされているのかを考え、適切な対処をしないと返って余計に頭痛を長引かせてしまうことになるのです。
寒いときに頭痛が起きないようにする為には
寒いときに頭痛が引き起こされる原因が分かったところで、
「じゃあ頭痛が起きないようにする為にはどうしたら良いのか。」
というところを考えていきましょう。
まず第一に身体が冷えることによって、頭痛が引き起こされているということは、寒い時でも身体が冷えないようにする工夫も自分で出来る自己防衛の1つです。
室内と外の寒暖差が大きいとき
例えば、「今日は寒い1日になる」と最初から分かっているときには、きちんと防寒をするように心がける。
暖かい場所から寒い場所へ移動しても、身体が寒さを感じなくなるように帽子を被るなり、マフラーを巻くなり、上着をきちんと着るなどといった細かい対策をすることが大切なのです。
もちろん、その逆もです。
寒い場所から暖かい場所へ移動した時は、
・外と同じ格好でいることをしない。
・上着は脱ぐ、帽子は取る
・マフラーは外す
基本的なことのようですが、身体に感じさせる気温差というのを最小限にすることを、本当に自分が行っていると言えるでしょうか。
冷え性と自覚している人は
また自分は冷え性であると自覚している人。そういったタイプの人は、冷え性を少しでも改善出来るように努力する必要があります。
冷え性であるということは、他の人よりも血液の循環が悪いということです。
冷え性の原因の一つに、「筋肉量が足りていない」ということがあります。筋肉量が上がると、血液の流れもよくなり冷え性も少しずつ改善されていくことでしょう。
筋肉量を増やすということは、今よりも少し運動をするように心がけるということです。
運動が苦手な人は、「えぇ~」と眉間にしわを寄せるかもしれません。
でもちょっと想像してみて下さい。少し運動習慣をつけることで、寒い季節に苦しんでいた頭痛とサヨナラ出来るかもしれませんよ?
頭が痛いと、それだけで食欲もやる気も失せてしまいますよね。そんな生活を送るよりも、ちょっと運動をしてみて健康的な生活を送ることが出来るほうが魅力的な話しではないでしょうか。
さいごに
いかがでしょうか。寒い時に起きる頭痛の原因についてご紹介してきました。
頭痛というのは、引き起こった瞬間に「あぁ、またか」と気分の重たくなる症状です。自分の頭痛がどちらの原因で起こっているのかなどを見極めて、対処や予防が出来るといいですね。